近年、東濃地方(土岐、瑞浪)では、コバエの発生に悩まされることが多いです。正式名称「クロバネキノコバエ」といい、体にまとわりついてくるので気持ちが悪いです。しかも、体長が体長は、1mm~2mm前後なので、網戸の目を潜り抜けてくる厄介者です。
そこで、この問題を解決するために、網戸の目を細かくする方法をご紹介します。
■この記事の内容
- コバエ対策に網戸を細かくしよう。
- ホームセンターでの資材調達から張り替え手順を紹介
コバエ対策用・網目の細かい網戸に交換
コバエの体長は、平均1mmから2mmと言われています。近年、東濃地方では、このコバエが大量に発生し各地で猛威を振るっています。
なぜ、発生するのでしょうか?
実は、これに対する明確な原因はわからないそうです。原因がわからない以上、できることをするしかありません。そこでお勧めすなのが「網戸の目を細かくすること」です。
網戸の目を細かく!メッシュとは?
ご存じの通り、網戸には目がありますね。この目の「細かさ」を表すためにメッシュを使います。
メッシュ=縦×横がそれぞれ1インチ(2.54cm)当たりの網目の数
一定の範囲内によりたくさんの目があるほど、細かいことを意味します。下の画像をご覧ください!
左が今回、交換する予定の24メッシュ。右側が標準の18メッシュの網です。左と右を比べてみると、網目の細かさが違いますね!
- 数字が小さい→網目が荒い。→虫が入りやすい。
- 数字が大きい→網目が細かい →虫が入りにくい。
コバエのは平均的な大きさは、1mm~2mm前後です。そのため、この大きさよりも小さな網目を選べば、コバエが網戸を通過する確率が低くなります。そして、その網目に最適な物が…
24メッシュ以上の黒タイプの網
と言われています。なお、黒い網目を選ぶことで……
- 中から外の視界がクリアになる。
- 外から中が見えにくくする。
などの効果があります。ただし、網目を細かくする程、風通しが悪くなるデメリットがあるので注意しましょう!虫を通しにくく、できるだけ風通しが良い物が理想です。
今回は、この24メッシュの黒網戸の交換の様子をご紹介していきます。

一般的なご家庭は、18メッシュが主流です!なので、基本的には、網戸を交換する必要があると考えた方がいいと思います。
網戸の材料の調達へ
網戸の材料を買いに行きます。
- 土岐市=コメリ
- 瑞浪=コメリ、バローホームセンター、カーマ(陶)
- 多治見市=カーマ21、バローホームセンター
等のホームセンターに行けば売っています。今回は、瑞浪のバローホームセンターに買い出しにいきました。ホームセンターでは、このように様々な網目が売っています。
- 何メッシュ?
- 何色?
- 何メートル?
こんな観点で商品を選びます。
網戸と合わせて購入するのがゴム、ローラー、専用カッターなどです。
網戸の他、網をレールに抑えるゴムが必要です。ゴムには、太さがあります。現在、網戸に使用しているゴムを数センチ切って持ってくるといいと思います。
古いゴムをテスターに当てはめることで、購入するべきゴムの太さがわかります。ゴムの「長さ」は、網戸のポップに記載されています。太さと必要な長さを確認して購入しましょう。
今回は、こちらのアイテムを購入しました。それぞれの価格は次の通りです。自分で交換をすれば、便利屋さんに依頼するよりも安くできます。
24メッシュ網 | 1000円×2 |
24メッシュ網 | 350円×1 |
ゴム(4.5×7m) | 169円×1 |
ゴム(4.5×20m) | 444円×2 |
ローラー | 169円×1 |
網戸交換にチャレンジ
網戸といっても、小さなタイプの物から……
下の写真のように大きな物まで様々です。ちなみに、網の売り場には「1枚分や3枚分」という表示があります。この一枚が下の大きな網戸の上下セットです。ご自宅の網戸の枚数を数えるときの参考にして下さい。
網戸を取り外すときは、網戸の下の部分に「ストッパー」がついています。これを調節しないと、レールから外れないので注意しましょう。強引に外すと、レールが壊れます…汗
今回は、ブルーシートがなかったため、新聞紙を活用しました。便利屋さん等は、卓球台の上などで作業をしているそうですよ!たぶん、そういう台を使った方が楽だと思います。
早速、ゴムを外しましょう。よく見ると、ゴムの切れ目があります。この切れ目を見つけて、ゴムを引っ張り出します。引っ張る物は、先がとがっていれば、何でもいいです。
ゴムを引っ張りだしたら溝に合わせて引っ張っていきます。
無事にゴムと網の取り外しが終わりました。網やゴムは、太陽の光などで少し滑り?を感じます。取り外す前に、大きなごみ袋などを用意するといいですね!
溝には、ゴミが溜まっています。気になる方は、掃除をしましょう!
網の開封です。24メッシュ、6m(3枚分)です。
半分の所でカットします。手慣れた方は、カットせずそのままかもしれませんが….私は、カットしたほうがやりやすいと思います。
ここでローラーの出番です。どこかピザカッターに似ていますね!
レールにゴムを入れていきます。最初のゴムは、下の写真のように「L字型」にします。
最初のゴムをL字型にしたら、ローラーを動かす先の方を「仮止め」します。その後、スタート地点から、仮止め方向にローラで押し込んできます。後は、これを繰り返し、時計回りで一周するイメージです。
うまく張るコツは、1と2、3と4辺のそれぞれで注意点を守ることです。
- 1辺目と2辺目は、網と網戸レールを「並行」にする
- 3辺目と4辺目は、引っ張りながらゴムを押し込むこと
上記2つの注意点を守れば、きれいに仕上がりやすいです。
1、2、3、4と時計回りにゴムを入れていきます。
最後の4辺目は、特に引っ張りながらの調整が大切です。
これで完成です!
今回、初めて網戸の交換に挑戦しました。何とか仕上がって一安心です。やはり、網をピンと張るのは、難しいです。頭ではわかっているんだけど、どうしてもグネグネの部分ができてしまう…そんな状態になったのが正直な所です。
ただ、網戸本来の目的は、不快な虫の侵入を阻止つつ、風を入れることです。今回の記事でいうなら、いかにしてコバエの侵入を防ぐのか?にあります。したがって、プロのように網戸を張る必要もないのかな~と思います。
もし、コバエで悩まされているなら、ぜひ、網戸の交換に挑戦してみて下さい。
参考情報:便利屋の網戸交換は、一枚当たり3000円から5000円ほど。
まとめ
- コバエの侵入を防ぐには、24メッシュ以上の網戸が必要。
- 標準の網戸は、18メッシュが良い。
- 自分で張り替えるのは少し大変。でも素人でもできなくはない。
- 自分で張り替えれば、大幅に費用を節約できる。