2022年1月、ゆうちょ銀行は、小銭の預け入れに手数料を取ると発表。以降、郵便局に小銭を預けるときに、最低一枚から手数料を取られるようになりました。
例えば、一円玉×一枚だけ預けても手数料100円がかかります。(実際、これはできないです汗)大量の小銭を持っている方は辛いですね。そこで、この問題に対応する別サービスをご紹介します。
バロー瑞浪中央店や土岐店に設置されている「コインスター」です。この記事は、コインスターの仕組み、手数料、手順などを写真付きでご紹介していきます!
■この記事の結論
- 硬貨の預け入れは、バロー瑞浪中央店にあるコインスターも検討しよう!
- 価額が低い硬貨が多い場合はコインスターがオススメ!
- 価額が低い硬貨が多い場合はゆうちゅ銀行がオススメ!
郵便の代替手段!? 大量の小銭はバローで交換!?
ATMに小銭を預けるだけで手数料がかかります。とても嫌ですね! 特に、駄菓子屋など、小銭を使って商売をしている方には死活問題です。もちろん、商売に関係なく、500円玉貯金などをしている方にも厳しい改悪です。
ただ、日本全体の市場が縮小、流行病の影響で様々なコストを削減する必要があるのも事実です。となると、今回の手数料改悪は、やむ負えないかなとも感じます。他の大手銀行も通帳を有料化したり、ATM手数料を値上げしたりしています…汗
郵便局に硬貨(小銭)を入れるときの手数料
2022年1月18日、郵便局の手数料は、どのように変わったのでしょうか?
最大のポイントは、硬貨(小銭)の取り扱いに対する手数料の導入です。現金の預け入れ又は、払い戻しに硬貨が混じると、手数料が発生します。お札ではないです。硬貨(小銭)です!これが預入と払い戻しの両方に手数料が発生します。
郵便局のATM 硬貨に関する手数料一覧
硬貨を預ける | 硬貨の枚数 | 料金 |
1~25枚 | 110円 | |
26枚~50枚 | 220円 | |
51枚~100枚 | 330円 |
硬貨を払い戻す | 硬貨の枚数 | 料金 |
一枚以上 | 110円 |
硬貨は一円、五円、十円等の種類を問わず、一枚、二枚と数えます。また、ATMから硬貨が出てくる金額(例:1500円など)を指定すると、手数料が発生します。
具体的な数字とともにご紹介します!
ケース1.ATMを使い、10円玉を100枚を預ける場合
10円×100枚-330円=670円(通帳に入金される金額)
ケース2.ATMを使い、4500円の払い戻しを受ける場合
1000円札が4枚と500円玉一枚(100円×5枚)。少なくても一枚以上の硬貨の払い出しが伴うので、110円の手数料が発生します!
この他、窓口で硬貨を預ける場合は、50枚までは無料など、細かな決まりがあります。さらに詳しく確認する場合は、ゆうちょ銀行の資料をご覧ください。
郵便局との比較!コインスターとは?
ここまでの説明の通り、郵便局で硬貨を入れると、硬貨の枚数に応じて、手数料がかかります。ゆうちょ銀行の手数料は「硬貨の枚数」が基準になるため、価額が低い硬貨(一円や五円等)を大量に入れると、手数料の割合が高くなります。500枚以上や100枚以上など、一定の枚数を超える場合は、郵便の窓口に行きましょう!
但し、大量かつ価額が低い硬貨を交換(預ける)したい場合は、バロー瑞浪中央店、バロー土岐店のコインスターとも比較した方が良いです!

数百枚の入金になる場合は、窓口の方がお得です!
バロー瑞浪中央のコインスターとは?
コインスターとは、大量の硬貨を紙幣等の大きなお金に交換できる機械です。下の写真がバロー瑞浪中央店のコインスターです。(バロー瑞浪中央店の場合は、北側の玄関にある)この機械を使えば、あっという間に大量の硬貨を紙幣にできます。
コインスターを使ってみた!仕組みと手数料は?
コインスターの設置場所は、バロー瑞浪中央店及びバロー土岐店です。 コインスターを使う場合の手順は、次の通りです。
- コインスターに硬貨を入れる。
- 投入後、引換券が出る。
- 引換券をバローのサービスカウンターに持っていく。
1.コインスターに硬貨を入れる。
今回は、財布の中に入っている小銭で試してみました。(テスト目的)実際に利用する場合は、大きな貯金箱等でドカーンと持ち込んでも良いです。日本の硬貨であれば、どれだけ持ち込んでも、また、硬貨の種類に関わらず対応しています。
コインスターの画面には、この画面が表示されているはずです。画面のどこでも良いので触りましょう!
手数料の説明が出てきます。コインスターは、投入した総額の9.9%が手数料です。最低金額等の制限もないです。
例えば、1200円分の硬貨を入れたら、1082円を受け取れます!なお、一旦、コインを投入した後は、取り消しはできない点もご注意ください。なお、手数料は、以下のツールでも計算ができます。左側に投入予定の合計額を入れてみてください。
コインスターの規約に対する同意を求めています。こちらも「同意する」を押します。
画面の下にトレーがあります。ここに硬貨をジャジャーと流し込んでいきます。
バーを持ち上げて右側の穴に入れていきます。
穴に硬貨が入ると、カウントが始まります。コインを全て投入したら、右下にある「コインの投入完了」を押します。トレーにコインが残らないようにしましょう!
2.引換券の入手
次にコインスターから「引換券」が出てきます。
青枠が投入した硬貨の集計結果です。赤枠がコインスターの手数料です。規約通り、投入総額の9.9%が手数料になっています。この引換券を使い、四時間以内に現金を受け取ります。
四時間以内に受け取るとのルールが記載されています。
3.サービスカウンターで現金を受け取る。
バロー瑞浪中央店の場合は、サービスカウンターの目の前にコインスターがあります。このサービスカウンターに引換券をもって現金を受け取ります。
今回、私は、コインの投入金額の合計が967円でした。これに9.9%の手数料がかかり、サービスカウンターでは、871円の受け取りました。もちろん、今回の両替は無意味です。完全に私が損をしているだけですね笑(記事の作成のため)
ちなみに、バローの店員の方がいうには、けっこうコインスターを使い両替をする方が多いそうです。巨大な貯金箱を持ち込み、一度に数万円分の小銭を両替する方もいらっしゃるそうです。郵便局の手数料が有料化した後は、ますます需要が高まりそうですね!
ゆうちょ銀行とコインスターの使い分けは?
大量のコインを持っている場合、ゆうちょ銀行とコインスターは、どのように使い分ければいいのででしょうか? その答えは、両者の課金の基準にあります。
- ゆうちょ銀行=硬貨の「枚数」
- コインスター=硬貨の「価額」
両者の課金対象の違いを考えましょう! 具体的に計算をしていきます。
例えば、1円玉、5円玉、10円玉、50円玉、500円玉のそれぞれが3000枚あるとします。これをゆうちょ銀行又は、コインスターに入れた場合の手数料は、次の通りです。
硬貨の枚数 | ゆうちょ | コインスター |
1×300 | 3300 | 297 |
5×3000 | 3300 | 1485 |
10×3000 | 3300 | 2970 |
50×3000 | 3300 | 14850 |
100×3000 | 3300 | 29700 |
500×3000 | 3300 | 148500 |
ゆうちょ銀行は、手数料の基準が枚数のため、投入枚数が同じであれば、金額がいくらになっても同じです。一方、コインスターは、課金の対象が「価格」になるため、両替する硬貨の価額が高いほど、手数料が高くなります。
このことから、ゆうちょ銀行とコインスターは、次の使い分けができます。今、手元にある大量の硬貨を眺めてみて…
- 一円~10円までの硬貨が大量にある場合=コインスター
- 10円~500円以上の硬貨が大量にある場合=ゆうちょ銀行
がオススメです。
追記:神社等の方に便利な方法
例えば、神社等に御賽銭箱を設置されている方も多いと思います。その場合は、ある程度の仕分けをすることで手数料を抑えられます。
- 1円~10円玉
- 50円~500円玉
にざっくりと仕分けした後、1円~10円玉をコインスターへ。50円~500円玉をゆうちょ銀行に持ち込むようにします。これで手数料を最小化できます。
まとめ
- 郵便局に硬貨を預けると手数料が取られるようになった。
- ゆうちょ銀行で大量に硬貨を預ける場合は、迷わず窓口へ
- 但し、バロー瑞浪などにあるコインスターとも比較しましょう。
- 価額が低い硬貨が多い場合はコインスターがお勧め。
- 価額が低い硬貨が多い場合はゆうちゅ銀行がお勧め。